日本と中国の大学入試共通試験

みなさんこんばんは



キョウトジンです。



最近記事サボりがちで本当に申し訳ないです...


上海に戻ってきて毎日研究室に通っているわけですが、思ったより忙しくなかなか記事がかけていないという次第であります。



夏休みに入ったのでがっつり書いていくぞ!と意気込んでいた割にはいきなり出鼻をくじかれた感じです。。。(すべて自分のせいではありますが)


W杯を見ながらできるだけ記事を書き溜めておきたいと思いますので、今週から復活すると思います、ご期待ください。




さて、今日のテーマは日本と中国の大学受験についてです。


というのも、昨日の20時に中国のセンター試験、高考の今年の分の結果がネット上で発表され、僕の友人の知り合いも含め中国人の高校生が一喜一憂していたので、ちょっとその問題はどのぐらいのレベルなんだろうと今年の問題を見てみたわけです。



僕自身は中国にいますが一応ニューヨーク大学生です。なので受験システムとしてはアメリカのものを通ってきたわけですが、実は日本のセンター試験も二次試験も受けたことはあります。(滑り止めとして日本の某国立大学を受け、上海に来るまでの8月まで通っていました。)


日本のセンター試験、二次試験と比べて高考はどれぐらいのレベルなのかを見てみましょう。




これは今年の上海の高考(高考は省によって問題の量、難易度が違います。上海はもっとも簡単な地域の一つ)の理系数学の最後の2問です。


難易度的にはセンター試験より難しく、旧帝大などの難関大の二次試験と比べると簡単という感じではないでしょうか。



ただ、先ほどの画像をよく見てもらうと、問題番号が20, 21となっていますよね。そして上海の理系数学の制限時間は90分。時間をかければ満点を目指せますが、時間は相当厳しく設定されています。




簡単にまとめると、高考はセンター試験と二次試験を織り交ぜたような感じですね。


記述式で問題レベルは高いが時間設定は厳しいと。



まあ何が言いたいかというと、システムとしては日本の物の方が優れているということですね。


単純に効率的に解く能力と、発想力であるとか柔軟に考える力は分けて測るべきだと思います。



ただ、留意してもらいたいのは受験人口が違うということです。


画像:高考の様子


中国の高考の受験人数はおよそ965万人(2018年)、日本のセンター試験は58万人なので二次試験を受ける人を考えるとさらに少なくなります。中国も日本のように個別に試験を作ると採点がかなり大変になるので、統一試験しかないといったところでしょうか。


画像:日本のセンター試験



このことから僕が思ったこととしては、大学受験の段階では日本も中国に劣っていることはないということです。



先ほど述べた早いスピードで解く能力と発想力、大学で必要な研究したり学問を行ったりする能力というのは後者でしょう。


そういった意味では日本のレベルは中国に比べ、高いと思います。


研究の活発さでは中国の方が勢いがあり、様々なところで日本はもう中国に追い越されたということが言われているかもしれませんが、少なくとも大学受験の段階では劣っているということはありません。



ただ、入ってからが問題ですね...^^;



中国の学生はみんな本当に必死に勉強します。


そこで差がついてしまうのは、せっかく高い能力を持っているのを無駄にしてしまっているので、本当に勿体無い!


なので、これを見ている日本の大学生は周りのみんなも巻き込んで頑張って勉強して欲しいですね!(偉そうなこと言ってないで僕も勉強します笑)




W杯をみて愛国心が強まっているキョウトジンが、統一試験を使って日本と中国の教育について考察してみました。


みなさん今晩はW杯、日本をを応援しましょう!

キョウトジンでしたー

あらくれ者のじぶんごと

私たちは「あらくれ」です。メンバー全員が荒くれた海を進む船のような人生をこれまで歩んできたことから、そう名付けました。全員が海外大への学部進学という道を選び、世界中で様々なことに挑戦しています。本ブログではその様子を日本に住む高校生や留学に興味を持つ人たちへ発信し、わたしたちの記事によって視野を広げてもらうきっかけになればと思っています。

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