『自分』ってなんだろう。

みなさん、こんにちは。


最近ワールドカップの試合をライブで観ているおかげで、

起床時間が午後になってしまっていて危機感をやっと感じ始めたYuichiです。


そんなワールドカップの試合をテレビで見るときに、

BGMとしてパソコンからよく音楽を流すんですが、

その中でも好きな曲が流れたときにはテンションが上がるんですよね。


そんな好きな曲の中に、Usherというアメリカの歌手が2012年にリリースしたアルバム “Looking 4 Myself” のタイトルの曲である “Looking 4 Myself” があります。


"I said I’m looking for myself

And I still can’t find me

That’s why I’m looking for myself

Who am I?

Someone, remind me

I’m looking for myself

All my life, I’m searching"


自分って何なんだろう。友達と自分は何が違って何が一緒なんだろう。自分はこの世界にどう貢献しているんだろう。自分って何のために生きているんだろう。


この曲を聴くと、こうして高校時代に『自分』とは何かという答えの見つかるはずもない問いと、何時間も向き合い、悩んだ日々を思い出します。俗に言われる「自己分析」をアメリカの大学に提出するエッセイを書くために、毎日いろんな方法を試しながら行っていました。


みなさん、『自己スキーマ』という言葉を聞いたことがありますか?


社会心理学の用語なんですが、ウィキペディアには『個人の特定分野における行動行為についての信念、経験、一般的分類の集合体であり、長期的で安定した自己記憶セット』だと書かれています。


要は、『自分をどう見ているのか』という評価基準のことを自己スキーマと言います。


自分をどう評価しているのかという自己スキーマを知ることが、自分がどのような人間なのか知る手がかりを掴むきっかけになります。


じゃあこの自己スキーマをどうやって知るのか。今日は2つ、方法をご紹介します。


①他者をどう見ているのかを知る


Aさんという人がいるとします。あなたはこの見知らぬAさんと初めてカフェで会って話をすることになりました。カフェであなたが先に席に座ってAさんが到着するのを待っていると、それっぽい人がカフェの扉を開け、あたりをキョロキョロしてあなたを探しています。そして、あなたを見つけると、笑顔でこちらへと小走りに走ってきて、対面に座ると自己紹介を始めました。


この一連の流れで、あなたはこのAさんに対してどういった印象を持つでしょうか。


背が高い・低い。服がフォーマル・カジュアル。メガネをかけている。髪色が茶色。表情が固い・豊か。話し上手・聞き上手。趣味はサイクリング。東北出身。大学は〇〇。

などなど、新しくあった人の情報っていろんなものがあると思います。


ここで、あなたが初対面の人をどう言う観点で見ているか、ぜひ紙に上から順に書き出して見てほしいんです。











書けましたか?


そこに書き出した観点。それが他者を評価する観点であるとすれば、実はそれはあなた自身を評価する観点でもあるんです。そしてそこに書き出した観点の集合のことを「自己スキーマ」と言うんです。


書き出した観点で自分も相手も見ているんだと言うことを知ることで、自分の性格や考え方の癖を知れるかもしれませんね。


②過去の出来事から学んだ教訓を知る


世間ではよく、過去が今の自分を作っていると言います。

そんな過去は何からできているのか。

それは「出来事・FACT」とその「解釈・INTERPRETATION」です。


数多くの心理学者がこの2つの関係性(場合によってはこれ以外にも存在する)について論を主張してきました。特にこの解釈を感情(EMOTION)に特定した論で有名なものには、JAMES-LANGE THEORYなどがあります。


俗に過去が今の自分を作っていると言われる所以は、この過去に起こった出来事の解釈が積もりに積もって価値観を作り出しているからです。


同じ一つの出来事に対して人が抱く感情や解釈は様々です。ゴキブリを見て気持ち悪いと思う人もいれば、美味しそうと食べようとする人だって世界にはいるわけです。客観的で絶対的な事実を解釈する主観的なエレメントあなた唯一の価値観を形成するんです。


だからこそ、ぜひ自分史を一度ノートにでも書き出してください。左には出来事、右にはその出来事に対して抱いた感情・得た教訓を書いていきます。すると、過去の出来事を通じてどのように価値観が形成されてきたのか徐々に可視化されていきます。自分で分からなければ、第三者の意見を聞くのも一理あると思います。同じ出来事を共有した人に、その人がどのようにその出来事を解釈しているのか聞いてみて、その解釈に対してあなたがどう感じたかを書き出してみます。そうすれば、自ずと賛成・反対という基準だけでは測れない、あなた自身の価値観・自己スキーマが見えてくるはずです。


との感じで、僕は心理学を主に応用して自己分析を進めていきました。人によっては哲学を通してとか、小説を通してとか、瞑想を通してとか色々あると思うので、ぜひ友人にも自己分析の方法を伺ってみたいですね。

あらくれ者のじぶんごと

私たちは「あらくれ」です。メンバー全員が荒くれた海を進む船のような人生をこれまで歩んできたことから、そう名付けました。全員が海外大への学部進学という道を選び、世界中で様々なことに挑戦しています。本ブログではその様子を日本に住む高校生や留学に興味を持つ人たちへ発信し、わたしたちの記事によって視野を広げてもらうきっかけになればと思っています。

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