みなさんこんばんは。
キョウトジンです
今週本当に忙しくて、木曜日のが理系科目シリーズが更新できなくてすいませんm(_ _)m
今週は確実にあげますのでお楽しみに〜
さて、今日は何を話すかというと、、、
映画「AKIRA」(1988)についてです!
みなさんこの映画、ご存知でしょうか?
もともと原作は1982年から1990年までヤングマガジンで連載されていた漫画で、僕たちの親の世代の方がドンピシャの映画です。うちの家の親父の本棚に原作の漫画がありました。映画の制作費はその当時としては桁違いの10億円で、日本のみならず海外でも長く愛されている作品です。総原画枚数150,000枚とも言われており、その緻密な絵は圧巻です。多少グロテスクなシーンもありますが、ぜひみて欲しい作品です。
ただ、もちろん絵が綺麗だからという理由だけで30年前の映画について話したいわけではありません。この映画、未来を予言しているのではないかという風に話題になっているからなんです。
*ここから先は多少ネタバレになりますのでまだみていない方はお気をつけください。*
AKIRAが予言したこと
AKIRAの舞台は2019年のネオ東京と呼ばれる東京湾に浮かぶ巨大人工島です。そしてなんと、2020年にネオ東京はオリンピック開催を控えています。
ただ、上の画像に「粉砕」や「中止」の文字が書かれていることからもわかるように、国民はあまり乗り気ではありません。なぜかというと、以前の税制改革で失業者が大量に発生し、貧富の差が激しくなってしまったため、オリンピックなんかせずにまずはこの厳しい生活環境をどうにかしてくれという人が声をあげているのです。作品中にも政府に対してデモを起こすというシーンが多くみられます。
どうでしょうか?
まさに今の東京を予言しているかのような内容ではないでしょうか。
開催費が膨れ上がっているものの、人々の労働環境や経済はAKIRAの世界ほど酷くないにしろ、何かつうじるものがあると言えます。
また、これは物語の核心部分になるのですが、映画には超能力(サイコキネシス)を使う子供達が多数出てきます。そのうちの一人が主人公の友人なのですが、この子が超能力を使って暴走してしまいます。そして、最後にはその危険すぎる超能力から封印されていた『AKIRA』という子供が解き放たれてしまい、都市は破滅するという最後を迎えます。
このストーリーから思いだされるのはやはり原子力で、多くのファンが原子力も間接的に予言していたのではないかと考察しています。大きすぎる力を扱いきれなくなった結果、「崩壊」という結果を招くとしたこの映画は信じられないほど先見的でしょう。
東京オリンピック後の日本
僕が留学したのも、少なからず日本の将来に対して不安があったからです。言い換えると、日本にこのままずっといることに対して不安感があったからです。
間違いなく僕が生きている間には日本の総人口は1億人を割り込み、少子高齢化は止められないでしょう。
*日本の将来人口推計(内閣府, 2012)
特に最近感じているのがお金の重要性で、研究をするのには莫大なお金がかかるということです。そのため経済が停滞、あるいは衰退していく日本でこれから研究をやるのはなかなか厳しいのではないかと思っています。そして新しいことを始める場としてはふさわしくないと、より一層人が遠のくのではないでしょうか。
東京オリンピック後から外国人がより日本を訪れ、観光してくれることで経済が活性化するなどと考えているのでしょうが、オリンピック後に今の状況が大きく改善するとは思えません。むしろオリンピックで金を使いすぎた結果、よりひどい状況に、もしかするとAKIRAに描かれたようなひどい貧富の差が生まれることになるだろうと僕はみています。
以前書いた記事では「中国語もできるようになりたいから」なんて風に書いたと思いますが、その真意はそこにあります。中国もいずれ日本と同じように人口減少し経済も衰退していくでしょうが、しばらくは安全でしょう。なので、中国で人脈を築いておくことはとても重要だと感じています。中国本土の大学や研究施設を見学にいったことがありますが、すでに日本で行ったことのあるどこの大学よりも充実しているように見えました。
なんていいつつ僕も日本で生まれ日本で育ったので、日本のことは大好きですし、日本が常に世界から注目され、様々な分野でホットなスポットであってほしいです。そのためにはどうすればいいか、僕も今考え中ですが...
1つの答えとして思い浮かんでいるのが、AKIRAで比喩されるような新技術の活用です。それは原子力をもう一度使うということかもしれないし、全く新しいエネルギーを開発することかもしれません。はたまたVRなどのエネルギー以外の分野かもしれないです。ただ次に世界を席巻する技術の再先進国が日本であることはそう難しくはないと思います。
なぜなら僕は個人的に、アニメや漫画をはじめとする「何かをゼロから作り上げる」土壌が日本には育っていると思うからです。その熱量があれば資源は無くとも、ベンチャー企業などが新しいことに取り組むことはできると思います。
AKIRAのような世界にならないためにも、僕たちの世代が大きく日本を変えていかないといけませんね。
今日はちょっと真面目なお話でしたがどうだったでしょうか。この映画をまだみていない方はぜひチェックしてみてください!そして感想をお聞かせくださいm(_ _)m
それではおおきに〜
キョウトジン
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