みなさん、こんにちは。コウベジンです。
海外の大学では今試験前ということで、キョウトジンとオオサカジンが今週はブログ書かへんということらしいので(テスト頑張れよー)、2人の代わりにもなるように、真面目な記事を書こうかと思います。
自己紹介記事でも紹介させてもらったんですが、僕は、というかあらくれのメンバーは全員「純ジャパ」、いわゆる日本生まれ日本育ちです。なので、海外大学(アメリカ・イギリスなどの英語圏の大学)を受験するにあたって、どうしても「英語」という言語の壁がありました。
じゃあどれほどの英語力が必要となるのか。
アメリカ以外の他の国の大学についてはあまり定かではないので、アメリカはロードアイランド州(アメリカで一番小さい州)にあるブラウン大学を例に挙げてみます。
"English language proficiency must be achieved before you are admitted. Brown does not offer courses in English as a second language for its undergraduates and does not accept on a provisional basis students who are deficient in English. We highly recommend that international applicants take the Test of English as a Foreign Language (TOEFL) or the International English Language Testing System (IELTS) and arrange for Brown to receive the official results. A TOEFL score of 600 or above on the written exam or 100 or above on the internet-based exam, or an 8.0 on the IELTS, is expected in most cases." (ブラウン大学ホームページから抜粋)
アメリカ以外の国からブラウン大学を受験する"International Students"の要項に上のような記述があります。つまりは、TOEFL iBTで100点・IELTSで8.0点が最低でも必要だということになります。では、TOEFL iBT100点ってどれくらいの点数なのか。(IELTSに関しては詳しくないので、是非是非イギリスに留学しているオオサカジンに聞いてみたいと思います笑)
TOEFL iBTはリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能をパソコン上で測るテスト(各技能30点、合計120点満点)で、合計4時間とか下手したら5時間ほどパソコンとひたすら向き合う地獄のテストです。英検1級を持っているとだいたい80点から90点くらい取れるテストですが、英検とは難しさに圧倒的な差があります(この後にSATというこれをさらに上回る過酷なテストもあるんですが、それは今回割愛)。パソコン上で文章を読んだり英語を書くことに慣れていなかった僕は(スピーキングはパソコンに向かってひたすら話しかける、はたから見たら怪しいセクションです)かなりこのTOEFLに苦労しました。5点あげるのに最低100時間の勉強が必要と俗に言われているんですが、この数百時間をただでさえ忙しい高校生活に取り入れるのが、まあそりゃ過酷で笑
そんなTOEFLもなんとかクリアして、今に至るのですが、「どうやって英語を勉強しているのか?」と聞かれることも多く、せっかくなので、一つの記事としてまとめて見ました。
その前に、先に断っておかなければいけないことが2つあります。1つ目は、これらの勉強法がどのレベルの方にあっているのかは僕にはあまりわからないということ。2つ目は、たくさんの勉強法を試しすぎたせいで、どれが効果的で効果的でなかったのかあまりわからないことです。少しでも参考になるように、どれくらいの頻度でそれらをしていたのかも横に付け加えておこうと思いますが、あくまでもこんなやり方もあるんやなと思っていただければ。
—Reading—
・すでに映画などであらすじを知っている洋書を読んでみる(英語習いたての頃。電車の中で読む程度。わからないところがあっても、あらすじを知っている限りは後から「あ、ここあの場面か!」となって、「さっきわからへんかったとこは、あそこらへんの場面の話やな」となるので、飛ばしてもいい。知らない単語は後から調べられるようにマークなどだけしておいて、最初読むときはスピードと理解を意識して読んでました)
・自分が苦手なトピックの文章を読んでみる(高校でTOEFL対策をしている時。TOEFL直前時には、時間があればひたすらこれをしていました。)
・Quizletという単語アプリ(世界最強と言っても過言ではない単語アプリ)で単語を覚えまくる(食事中は記憶力が上がるという研究を何かの本で読んでからというものの、高校では昼休憩で誰とも喋らずひたすら単語を覚えていました。通学も2時間弱と長かったので、暇つぶし感覚でひたすら単語勉強。)
・文章を文章のままに読む。頭の中で一文字一文字発音しながら読まない。(読解スピードが必要だったSAT直前の頃。)
・スマホやパソコンを英語設定にする(中学の頃からずっと。少しでも英語に触れておくため。)
・英語のニュースアプリを入れる(高校から。BCCなどを入れて、これも暇つぶし。)
・Googleを英語で使う(高校から。豆知識とか知恵袋なども英語で見てみると、結構面白いし、勉強にもなる)
・日本の新聞社が出している英語学習者用の新聞を読む(中学の頃。日本語訳もついているので、読みやすい。レベル別に記事が分かれていて、英語の豆知識などもふんだんに書かれたAsahi Weeklyを個人的にお勧めします。)
・ 電車のつり革広告に書かれてある日本語のキャッチコピーを英語で自分が書き直すならなんて書くかなと考える(中学の頃から。)
・英語の試験に関しては、問題を先に読む(受験期。難しい文章や問題の時には、各段落の最初の一行だけを読んで、文章全体のトピックを掴んだ後、問題に目を通して、どんな話が出てくるのか、キーワードは何なのか、マルバツ問題があるなら何が正しく何が間違っているのかを判断する必要があるのかなどを、さっと目を通しておくだけでも、正答率が変わってくる)
・論文を読んでみる(高校の頃。読む論文がないっていうかたは、ぜひアラン・チューリングのチューリングテストに関する論文"COMPUTING MACHINERY AND INTELLIGENCE"を読んでみることをお勧めします。AIに関するこの論文は、結構コミカルで面白くて好きな論文の一つです。)
・シャーペンや鉛筆の先を読んでいる文章に合わせて動かしながら読む(人間は尖ったものに集中する習性があるそうで、これをしたら紙の文章は集中して早く読めるようになった気がします。(サブリミナル効果かもしれませんが笑))
— Listening —
・あらすじを知っている洋画を英語の字幕で英語音声で聞く(中学の頃。高校になってからは、あらすじを知らない洋画でも。あえて字幕をつけることで、字幕と俳優・女優がゆうてる文章ちゃうやん!っていう間違い探しになって面白いです。映画好きすぎて、最近は1日に2本とか見てるので、これはかなり大きかったのかもしれません)
・好きな海外のYouTuberの動画を見てみる(ずっと。車が好きなら車の動画。ゲームが好きならゲーム。サッカーならサッカー。などなど、好きなジャンルの動画を英語で聞くっていうのもいいと思います。海外の方が日本文化を紹介する動画が個人的に好きでめっちゃ見てました。)
・英語を話せるようになる(発音できたり、話すことのできる文章は、ほぼ聞けないなんてことはありません。なので、リスニングを向上させる最大の秘訣は、まず自分がその文章を話すことができることにあるのではないかなと思います。)
・英語のアナウンスに耳を傾ける(ずっと。電車の中や飛行機の中で流れる英語のアナウンスを聞くのも英語の勉強法としては有能やと思います)
・洋楽を歌いまくる(スピーキングに英語の曲は役に立つという方もいると思うんですが、個人的にこれはリスニングなのではないかと。上にも書いた、発音できたり話すことのできる文章は聞くことができるという話で、歌はそれにもってこいなんじゃないかなと思います。話すためには、英語の文章の構成プロセスを自然に頭で処理する必要があるので、逆に歌を歌うだけで話すことができるようになるとはあまり思いません。)
・海外大学の授業などコースを受講する(高校の頃。Coursera、edX、TED、Khan Academyなど英語でオンラインで受講できるコースはかなりたくさんあります。TEDは実際に公園を見に行ったこともあります。Courseraも2つのコース(ビジネスと人類学)を高校の間に撮って見ました。どれも教養をつけながら英語も勉強でき、特に海外大学を目指す人には大学の授業の練習感覚で使えるのでお勧めです)
— Speaking —
・Siriとひたすら喋る(中学の頃。発音だけではなくて、最近のSiriは賢いので、"What's up?"や"How's it going?"などに対しても色々なバリエーションの返答をしてくれます。その返答の仕方を勉強すれば、少しでもナチュラルな英語を使えると思います)
・英会話に通う(中高の頃。近くに英語で気軽に話すことができる友達がいなかったり、いても自分の英語に対して指摘してもらうことが少ない時には、英会話に通うのが一番です。初めの頃は団体レッスンの英会話に通っていて、後からマンツーマンの英会話に変えました。団体レッスンだと他の人の英語勉強法を聞けたり、何かと盛り上がったりで、とても楽しく英語を勉強できると思います。ただ、一定のレベルに達すると、マンツーマンの方が、きめ細かな指摘やアドバイスをいただけたり、自分の弱点に特化したレッスンにしてもらえるので、上達はしやすいのかなと思います。)
・英語で独り言を喋る(TOEFLの前。英語でひたすら自分と会話します。側からみるとめちゃめちゃ怪しまれるので、一人で部屋にいる時などにやってみると、数ヶ月経って習慣になった時には独り言の抵抗が無くなります)
・英語が母国語の友達と話をする(高校の頃。幸運にも海外に友達が多くいる僕は、これにかなり恩恵を受けているのかもしれません。ビジネス英語はわかりませんが、日常英語は実際に電話などで話さなくてもチャットでも触れることができます。)
・映画のスクリプトを覚えて真似してみる(ずっと。好きな映画のセリフを覚えて、それを真似して、喋ってみて慣れてくると、英語の文章の構成の仕方が自然と身についてきた気がします。僕の好きな映画のセリフは、ロードオブザリングの登場人物であるガンダルフのセリフ "Death is just another path, one that we all must take." です。)
・ゲームの設定言語を英語にする(中学の頃。今ではほぼ全くゲームはしないんですが、中学の頃にはまっていたFIFAは、英語の勉強やと誤魔化すために英語でプレーしていました。これが結構リスニングやスピーキングに効いていたのかもしれません(おかげでサッカーの実況の真似をイギリスの友達とするほどまでに実況を覚えてしましました笑))
— Writing —
・ライティングを学んだことのある人に書いた文章を見てもらう(高校の頃。英語のライティングは書いたものをライティングに精通している人に見てもらわない限り伸びないと思います。日本人の英語の先生でもいいですが、理想はネイティブで、学生時代にエッセイライテイングの授業を取っていた人がいいと思います。そうすると、自分ではきづかなかった英文の癖などが見えてきます。例えば、僕が指摘されるまでずっと気づかなかった癖には、"the"と"a/an"の使い分けが曖昧だったことや、"and"と"or" の使い分けができていなかったことでした)
・自動添削アプリを使う(高校の頃。上記のような人が見つからないという人は、Grammarlyという自動添削アプリをお勧めします。アメリカの大学に出願するエッセイの添削にも愛用していたアプリで、無料版と有料版があるんですが、無料版でも全然使えます。文法や単語のスペルミスはもちろん、文章の内容からより良い単語の選択肢を与えてくれます。たまに自動添削が間違っていることもあるんですが、自分には見つけられない癖など見つけるにはもってこいかなと思います)
・SNSの投稿を英語にしてみる(中学から。書き英語は書いてなんぼ。筋肉同様使わなければ衰えていく一方です。なので、インスタやフェイスブックなど、英語で自分が書きたいことを書く訓練を日頃からすることも大切なのではないかと思います)
・ライティングに関する本を読む(中学から。誰でもこれくらいするわって言われそうなくらい王道ですが笑 お勧めは、デイヴィッド・セインさんが出されている「英語ライティングルールブック 第2版 正しく伝えるための文法・語法・句読法」です。中学の頃からこの本のおかげで、ライティングが一気に伸びました。よくよく考えると、ライティングだけじゃなくてリーディングも語法とか文章の書き方をしれた(英語の文章を書く人がどのように考えを文章にまとめるのかその方法論であるライティングのコツや手順さえわかれば、読み手はそれを逆に辿って、どういう風に読めば筆者がライティングで伝えんとする考えを理解できるのかがわかるようになる)この本のおかげで一気に伸びた気がします)
・日記を英語で書いてみる(高校から。実は2年間ほど毎日日記をつけていた僕は(今年から日記をこのブログに移行することにしました)、自分が書きたいことを英語で書く訓練としてこれも重宝していたように思います。どの方法にせよ、英語に毎日触れるというのが一番なのでないかなと思います)
以上、僕が実践していた英語勉強法のほとんどがこんな感じでした。(忘れてしまったようなしょうもない方法や忘れているだけの勉強法もあった気がしますが、、、)僕が英語を勉強していた時に気づいたことなんですが、これだけやったら絶対に伸びるなんてものはないと思います。自分に合うなと思う勉強法を見つけても、他にないかなと探しながら、勉強を楽しむのが一番じゃないかなと。(どんな言語でもそうやとは思いますが、一つ違う言語話せるだけでもほんまに視野も世界も(同じことか)は広がると思います。海外大学を目指す人はもちろん、英語を勉強しているあらゆる人に参考になればと思います。ではでは!
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