こんばんはー
キョウトジンです:)
サッカー日本代表残念でしたねー。ただ、世界3位のベルギーを相手によくあそこまで追い詰めたと思います。
今日は今まさに開催中、W杯の話題です。
といっても普通のサッカー自体の話ではなく、僕のいる中国でのサッカー事情の話です。
日本はW杯に出場しているので盛り上がっているのは当たり前といえば当たり前なんですが、中国は出場していないのに毎晩ほとんどのバーで中継があったり、W杯にちなんだセールがあったりと出場している国以上の盛り上がりを見せています。
そしてこの画像をよく見ていただくと、後ろに中国語の簡体字の広告が写っているのがわかると思います。
これは「蒙牛乳業」という乳製品を扱う会社では中国最大の国有企業です。
CMにメッシを起用したり、何かとよく見る会社です。
この企業の他にもWANDAなど中国語の広告を中継で見た人も多いかと思います。
気になって調べて見ると、FIFAのパートナー企業12社のうち4社が中国の企業でした。
まあこれを多いと思うか少ないと思うかは微妙なところですが、2014年のブラジルW杯の時は1社のみだったので、それを考えるとここ数年を見ただけでも中国国内のサッカー熱が世界クラスになっていることがわかると思います。
それに比例するように、中国国内リーグの規模も大きくなっており、ヴィッセル神戸が元バルセロナのイニエスタを獲得したと話題になりましたが、中国スーパーリーグはそれ以上に外国人選手の獲得にお金をかけています。
画像:左からマスチェラーノ、ラミレス、パト、フッキ。中国スーパーリーグに所属する外国人選手たち
お金だけで見れば全保有選手の合計推定市場価格、上海上港が約82億円、北京国安が約67億円と日本のトップ、鹿島アントラーズの27億円を大きく上回っています。(参照:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=36010)
ただ、お金をかければ強い選手を国外から集めることはできますが、国内の選手を育てるのはお金だけでなく時間もかかるものです。
僕が生まれる前のドーハの悲劇やマイアミの奇跡など長い歴史の積み重ねがあるからこそ、今のサッカー日本代表が世界3位相手に戦えているわけです。
画像:1998年FIFAフランスW杯アジア最終予選、岡野選手の決勝ゴールシーン
中国人もそこは理解していて、僕の印象としては「中国代表が強くなるまで、今のところは知っているスター選手のいるところを応援しよう」といった感じです。
CMに数多く起用されているせいか、とくにクリスティアーノロナウドとメッシの人気は圧倒的です。
まあ、遅かれ早かれ10億人もの人口がいる中国ですから、代表も強くなってゆくでしょう。
そのために習近平国家主席を中心に国策としてサッカー産業を強化している最中で、いずれは時刻でW杯を開催し、中国の優勝...なんてことまで考えているとかないとか。
サッカーファンの僕としては、アジアのサッカーがもっと盛り上がっていって欲しいと思うので、中国サッカーの強化は大歓迎です。
今回のW杯も決勝トーナメントに進めたのはアジアからだと日本だけですし、アジア自体の競争力をあげるような、予選から熱い展開をもたらすような起爆剤として中国が台頭してくるんじゃないかと願っています。
この辺でサッカー談義は終わりにしておきましょう。
今週でもうW杯も終わってしまいますが、今後のアジアサッカーに注目です。
それではまた
キョウトジン
0コメント