嫌な顔をするのは簡単


「日本人は白い目でみるだけだから何が間違っているのかわからない。」


中国にいる知り合いから聞きました。

電車で騒いでいるグループ、周囲の人はうるさそうな顔をし、何を指摘するでもなく一歩離れる。

嫌な顔をしたり、雰囲気で察してくれと目で言ったり…


もういい大人なんだから周りを見て行動しなさい


きっとそうやって小さい頃から言われてたからでしょうか。



先日病院でこんなことがありました。

診察時間を知らせるベルを隣の椅子におき、目を瞑っているおじいさん。ベルがなっても一向にそれを止める気配はありません。周りの大人は、私の親も含め、皆白々しい目でうるさそうにそのおじいさんを見るのでした。


決めかねたとある少女は自身の親をまたいでおじいさんにベルがなっていることを知らせると、驚いた面持ちでベルを止めました。


ここは耳鼻咽喉科。


きっとそのおじいさんは難聴だったのでしょう。


ベルが聞こえなかったおじいさんに非はないでしょうし、あの場で誰も悪くはないです。


ただ、一声「おじいさん、ベルがなってますよ」と優しく肘掛を叩きながら教えていれば、おじいさんはあれほど沢山の人に白い目で見られて肩身の狭い思いをすることはなかったでしょう。


きっと気づく
気づくかないなんてよっぽど周りが見えていないのね


と上から見るのではなく、一言状況を伝える勇気が大切, というおはなしでした.

自戒もこめて.


Manami

あらくれ者のじぶんごと

私たちは「あらくれ」です。メンバー全員が荒くれた海を進む船のような人生をこれまで歩んできたことから、そう名付けました。全員が海外大への学部進学という道を選び、世界中で様々なことに挑戦しています。本ブログではその様子を日本に住む高校生や留学に興味を持つ人たちへ発信し、わたしたちの記事によって視野を広げてもらうきっかけになればと思っています。

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