一年生ももうおわり 〜振り返り①〜

みなさんこんばんは。

一昨日、携帯を落として画面がバキバキになり、落ち込み気味なキョウトジンです。



真面目な記事ばっかりだと読む方であるみなさんも疲れるし、なにより書いてる僕が疲れてくるので、今日はゆるい感じでつらつらと書きたいと思います。


もう気づけば4月も終わりかけ。そして海外大は後1ヶ月ほどで長い夏休みに入ります。その前に、今日は1年を振り返ってみたいと思います。




旅立ちの夏

普通は「旅立ちの春」ですが、僕が旅立ったのは残暑が厳しい夏の真っ只中でした。

正直いうと、僕が留学を決めたのは本当にギリギリだったんです。


なぜなら奨学金の結果を待たなければいけなかったから。8月に入ってから結果を知り、急いでその時通っていた国内の大学の退学手続きをしました。(ビザは行くかどうか決める前から取っていたので、今思うと相当な賭けをしていましたね。)


そして2017年8月25日、18年間住んだ実家を離れました。かなり急な出発で、さらに平日だったので見送りも母だけで、特に泣いたりはしませんでしたね(笑)


ただ、もうそこからが大変で、なんと飛行機が3時間以上遅延。後から調べてみると上海浦東空港は夕方から夜にかけて滑走路で渋滞が起きるらしく、その影響で関空から上海に飛ぶ便はほとんど遅延していました。


7時ごろにつく予定だったのに関空を出たのが夜の7時半。奇跡的に空港から寮へのシャトルバスにはギリギリ間に合い、日付が変わるあたりにやっと寮にたどり着きました。


次の日からは怒涛のオリエンテーションウィークが始まり、名前を覚えきれないほどたくさんの同級生たちと話しました。朝から晩までオリエンテーションだったので、最初はルームメイトと話す時間がほとんど取れなかったのを覚えています。


また、初めてクラブというものに行ったのもオリエンテーション最初の日でした。ご存知の方がいるかもしれませんが、上海はクラブだらけで各クラブがプロモーターという人を雇って、外国人をクラブに呼び込んでいます。


アメリカ人が多い僕たちの学校ももちろんその対象な訳で、どの学生に接触したのかはわかりませんが、初日の夕方には微信で「クラブに行こう!」みたいなグループが出来上がっていて、プロモーターが情報を流していました。


初日からいきなり欧米文化の洗礼を受けた、という感じでした。高校生の時も何度か短期留学したことはありましたが、もちろんお酒はなかったですし、初めてのクラブに圧倒されていましたね。


何事も最初は慣れないものですが、クラブに関しては今も慣れません(笑)個人的にはバーでゆっくり飲むほうが好きですね。1ヶ月に1回も行かないと思います。


上海で最初に訪れた観光スポット、静安寺



思っていたよりきつかった最初の1ヶ月

そんなこんなで最初の1週間はオリエンテーションで終わり、次の週から授業が始まりました。理系、科学?のコース (Foundation of Science)をとっていて、授業に関しては高校生のときの復習のような内容だったのであまり問題なく進めることができました。

物理学実験の様子

最初はちょっと怖いかなと思っていた教授(奥)も話してみると気さくでいい人でした(笑)



ただ、日常会話では自分の英語の拙さを毎日ひしひしと感じていました。


うちの学校には中国人が半分おり、その子たちは幸いというか、そこまで英語のレベルが高くはないんですね。(もちろん普通に会話はできます。)ただ、ネイティブの学生たちは彼らのスピードで話しますし、ジョークなども最初の1ヶ月はほとんどわからず、周りに合わせて苦笑い、というような時期が続きました。


それに加えて、自分ではなることはないだろうと思っていたホームシックにもなりました。出発前、色んな知り合いの方に寂しくなるねなんて言葉をかけていただいたときは、正直「絶対ならねーよ」と思っていました。

けど、やっぱり環境をガラッと変えるのは自分が認識しているよりも時間がかかるものなんだなと痛感しました。


ただ、誕生日を過ぎたあたりからなんとなくネイティブのスピードにもついていけるようになり、自分が話すスピードも上がってきました。

このあたりから、「英語で考える」ということができるようになってきたのかなと感じます。




落ち着いてきた秋

そんなこんなで授業にも慣れ、人間関係でも落ち着いてきたころ、学外で何かやってみようということで、ボートクラブとボランティア団体に参加し始めました。


両方ともヨーロッパ出身の方が多い団体で、案外上海にはドイツ人が多い、ということに気づいたのもこの頃です。ニューヨーク大学ということでアメリカ人が多い学内ですが、こういった学外で知り合いの幅を徐々に広げ始めます。


他にも秋休みにはルームメイトの家に泊まらせてもらったり、感謝祭休日は上海ディズニーに行ったりと充実していた秋でした。


ディズニーは大阪人の得意分野ですが、僕もなかなかのディズニーファンだと自負しております。一ディズニーファンとして言わせていただくと、上海ディズニーは一長一短だと思います。アトラクションは新しく、映像技術なども素晴らしいですが、やはり接客の面で言うと東京の方が圧倒的で、上海の方はちょっとお粗末かなといった感じでした。

ただ、トロンのアトラクションは本当にこのためだけに来てもいい、というぐらい素晴らしかったです。今までに乗ったジェットコースターで間違いなくNo.1のクオリティです。


上海ディズニーの目玉、TRON Light Circle Power Run



そして迎えた最初の期末

そして月日は流れ、冬になりました。上海は僕の故郷である京都のように、乾燥して寒いです。しかも海が近いということもあってなかなか寒さはこたえましたね。(イギリス人のルームメイトはこんなもんふゆじゃねぇとか言ってましたが...)


期末試験は図書館でひたすら勉強していましたね。といっても普段から勉強していた分そこまで大変ではなく、早めにテストをやってしまう科目もあったので最後の週は割と暇でしたね。


その時間を使って、クリスマス期の催し物でボランティア活動をしていました。そこのイベントでも知り合いの輪が広がりましたね。ヨーロッパの方の知り合いももちろん増えましたし、日本人の方にもたくさんお会いしました。

そんなこんなで期末も割とよく出来、クリスマスイブに日本に帰国しました。


ドイツスタイルのクリスマスイベント

グルーワインという暖かいワインが身に沁みました



財布忘れた事件

今回はこんなところで、、、来週は2018年の話を。。。なんて言いたかったんですが一つ面白い話を忘れていました。


実は僕、寮に財布を置いて日本に帰ってしまった(と思っていた)んです。

前にも言った通り、中国はスマホがあればなんでもできてしまいます。なので、パスポートを確かめた僕はそれで安心して、財布を出発の時には確認しませんでした。

そして空港に着き、荷物を預けて出国審査も済みゲートに来た時、、、財布がないことに気がつきました。


財布がないことに気づかないままついた上海浦東国際空港




冷や汗が半端じゃなかったです。。。

とりあえず乗る前に親に忘れたことを伝え、現金もクレジットカードもないのでどうしようもないから関空に迎えに来てくれとSOSを出しました。

しかし僕が乗ったのは24日朝6時発の飛行機、親はまだ寝ていたようで不安の残るまま上海を後にしました。

そして関空に着いた僕は急いで関空のWi-Fiに携帯をつなぎ、LINEを確認して、どうにか家までたどり着くことができました。

高速をかっ飛ばして来た父には文句を言われましたが、一件落着。。。

と言いたいところですがこれにはまだ続きがあって、、、


なんと帰ってスーツケースを開けてみると、、、




財布が入っていたんです!!!

どうせ使わないから、とスーツケースの奥に入れていたんです。

スマホ社会の弊害を感じた体験でした。。。



とまあ今回は長くなってしまったのでこの辺で。

来週は年が明けてから今までのまとめをしたいと思います。


ほなおおきに〜

キョウトジン

あらくれ者のじぶんごと

私たちは「あらくれ」です。メンバー全員が荒くれた海を進む船のような人生をこれまで歩んできたことから、そう名付けました。全員が海外大への学部進学という道を選び、世界中で様々なことに挑戦しています。本ブログではその様子を日本に住む高校生や留学に興味を持つ人たちへ発信し、わたしたちの記事によって視野を広げてもらうきっかけになればと思っています。

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